学童保育の運営改正について、行政に嘆願書を差し出すための署名活動
ぐっと寒くなった土曜の午後。いつ雨が降り始めるかもしれない駅前で、始めての署名活動を行った。
いままで、「面倒なもの…」、「何のために署名するんだ?」、「あの人たちは、なぜ駅前に立って署名を求めているんだ?」と署名なんてした記憶がほとんどない。
そんな僕が、事情により署名活動を自ら行うことになるんて、面白い経験だ。
人見知りで、照れ屋な僕が、街頭で声をあげて、「署名活動を行っております。署名にご協力をお願いいたします!」と言えるのかどうかが心配。
公共の場で、不特定多数の人に、声を掛けるなんて、初めての経験。
声を出すまで、恥ずかしさと不安。
同胞たちが声をあげるのを聞き、意を決し、「署名活動を行っております。署名にご協力をお願いいたします!」と声を出した。
すると、どうでしょう。
一度、声を出すと、羞恥心が消え去る。
何度か声を出していると、気持ちは、「署名をしてもらえるような声がけをしなくては。」と考えるようになった。
2時間ほど、街頭に立ち、署名活動を行った。
天気が悪く、気温が低くなっているせいなのか、思うように署名が集まらなかった。
僕が署名を書いてもらって人は、4人…。
始めての署名活動を終えて、署名を集めるための対策
はじめての経験で、「署名活動とはこうあるべき」という姿は知らない。
素人考えで、今回の署名活動を終えて、思うことがある。
①何の署名活動を行っているかが分かりにくい
「学童保育の運営改正について、署名活動を行っております。」と声をかけているが、そもそも「学童保育」という言葉を知らない人がいる。
署名活動を行っているひとりひとりは「学童保育」というタスキをかけ、「学童保育の運営改正について…」のノボリが1本立てている。
でも、「学童保育とは何?」という言葉の意味が分からなければ、署名なんてしてもらえないし、立ち止まってくれない。
歩いている人が目に付くように、「学童保育とは」という説明書きの看板が立っている、ぐっと署名が集まりのではないのか?
②年齢、性別問わず、署名をしてもいいことがわからない。
子供がいない人や子供が大きくなって学童保育が必要じゃない人は署名しても意味がないと思っている人がいる。
署名活動の内容に該当しない年齢や性別の人は、署名しても意味がないと思っているらしい。
なので、①と同等に、歩いている人が目に付くように、「学童保育の運営改正について、賛同してもらえる人は誰でも署名をお願いします。」と看板を立てる。
③氏名、住所を書くことに抵抗を持っている人が多い。
個人情報の取り扱いについて、敏感になっている。
署名はしてもいいけど、「氏名はいいけど、住所は書かなくていい」、「氏名、住所の取り扱いに不安を覚える」などと考えている人もいる。
なので、「署名してもらって氏名、住所は、行政に嘆願書として提出するためのモノです。」と、看板を立てて、「個人情報の取り扱いについて」注意を払っていることを明示する。
安心して、署名が出来る環境を作る。
④署名活動を行うことを宣伝(告知)する
地域の広報誌や地域のホームページに事前に告知をする。
人を集めるためには、宣伝が必要。
いきなり、街頭に立って署名活動を行っても、問題意識の高い人や学童保育について知っている以外の人は署名なんてしてくれない。
子供のいる家庭は、定期的にポストに配布される地域の広報誌を目に通す人が多い。
さらに、問題がなければ、市役所や区役所などの不特定多数に人が集まる場所に、告知チラシを貼って、宣伝をする。
告知チラシや広報に載せる文書には、「学童保育とは何」「署名活動の内容」「個人情報の取り扱い」「賛同してくれる人は誰でも署名OK」という内容をすべて明記して、署名をしてもらいやすい環境を提供する。
来年も署名活動があれば、このような4つの対策を行って、どれくらい署名が集まるか。
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